離婚 調停 陳述書の書き方 4

陳述書に書くべき項目だが、主たる読者である調停委員2名が夫婦の状況問題の理解を助けるために書くのだ。だから、次のようなことを書くのが、陳述書の書き方のセオリーだ。

結婚までの経緯 知り合ったキッカケ、つきあいの期間
結納、入籍、結婚式、披露宴、新婚旅行、新居など、お金の関わる状況、親、親戚も含め、費用負担の状況
子ども、現在の年齢、職業、同居状況
それぞれの職業、収入、資産の状態、生活費、生活状況
結婚から問題が起きるまでの状況
問題が起きた、判明した理由、きっかけ、状況
その後、問題発生後の状況
現在の自分の心境や相手に対する要望、希望

調停 陳述書の書き方としては、これらの項目をベースに、削るなり、加えるなりをして、陳述書としていくことになるが、ここまでは、事実を羅列するための項目だ。
ここに、どういうトーン、アピールを加えるかが、実は、陳述書の書き方としては、最大のポイントになる。

陳述書の書き方は、自分が調停を通じて「何がしたいのか」「どうしたいのか」によって、陳述書の書き方が異なる。
相手の浮気でこじれまくっているが、「修復をしたい」「反省してくれたらやりなおしたい」等、解決する可能性、気持ちがあるなら、浮気の内容を、克明かつ詳細に書き込み、憎しみを発露するような書き方、あるいは調停の場で責め続けるような発言は控えたほうがいいかもしれない。
勿論、事実であっても、目的が修復であり離婚ではないのなら、いろいろ葛藤や、怒りもあるが、こんなことがあっても許して、やり直したいと思っているをアピールすることが大事になる。2名の調停委員が、人間として相手よりあなたのほうが優れた人格であるを伝えるべきだ。

が、すでに離婚を目的にしている場合なら、そもそも調停に持ち込んだ目的、狙いは何であるのか。これをしっかり考えて陳述書を書くことになる。慰謝料なり養育費をキッチリとるためなのか、離婚自体を少しでも早く成立させるためなのか、そのためには、主たる読者である調停委員に何を伝えれば効果的なのか、り自分にとって有利な流れをつくることができるのか。
ここまでくると、陳述書の書き方をどうこうというより、弁護士さんと相談してください・・の世界になりますな。

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